国指定史跡（1936年指定・1999年追加指定）

指定名称「荒島古墳群」（追加指定）

所在地：島根県安来市久白町

周辺地図（外部リンク）

　塩津山墳墓群は、弥生時代後期の大型四隅突出型墳丘墓2基と後続する古墳9基からなります。1999年に造山古墳群、大成古墳とあわせて「荒島古墳群」として国指定史跡となっています。塩津山墳墓群の6・10号墓は県内最大級の四隅突出型墳丘墓で一辺30ｍ以上、突出部を含めると40ｍにもなります。出雲市の西谷墳墓群の大型墳丘墓に匹敵する規模を持ち、出雲地方の東西に２大勢力があったと考えられます。塩津山墳墓群の西側には、弥生時代後期の大集落跡である柳・竹ヶ崎遺跡（一部消滅）があります。倉庫群・工房・住居が計画的に建ち並び、四隅突出型墳丘墓と一体的に所在していたと考えられます。

塩津山1号墳

安来市教育委員会提供

塩津山1号墳（空中写真）

安来市教育委員会提供

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