8月19日質問項目5

5.車中泊避難の対策

○NHK(内野):今回の熊本地震で、車中泊、避難者の方が車中泊をされているところで、そこで体調を崩されてしまったりだとか、そういったところへの対策だったりというのも課題になっております。すみません、それで、島根県において、現状でそうした車中泊への対策を、どういうことをなされているのかということと、あと、今回の熊本地震を踏まえて、何か検討されているものがありましたらお願いします。

 

○丸山知事:車中泊をする環境が都道府県別に違うわけじゃないので、ちょっと設けてるとこはあるかもしれませんけど、島根県では別に県のマニュアルを設けているわけじゃありません。内閣府がそういうマニュアルを作っている、ガイドラインか、を作っているので、それを案内してるという状況です。

 車中泊の話は何か、それは望ましいことじゃありませんけど、私からすると、高温の環境で、夜も含めてちゃんと寝れないような状況でいるよりも、熱中症で体調を壊すリスクと、エコノミー症候群とか、あとは完全にフラットになれるわけじゃないので、そういう完全にフラットにならないことに伴う様々な身体的な痛みとか、そういう要素はありますけど、それを2つてんびんにかけて選ばれてるという状況でいくと、この高温下でいくと、やっぱり熱中症が怖いっていうのは、もうある意味、普通の判断だと思うので、今回のケースで車中泊の問題を最小限にしながら車中泊をされるっていうのは、それは高温下で過ごすっていうこととの比較でいうと、今回、ちょっと残念ながらベストチョイスじゃないけども、合理性が高いんだと思うんですよ、合理性が。やっぱり夜中、暑くて寝れない、避難所がもしそういう状況だとするとですよ。だから、車中泊で気をつけなきゃいけないことに気をつけてもらって、車中泊で電気が回復するとかいうのを待たれるというのは、この高温下だから、この高温下という状況を踏まえて避難者の皆さんが選択されてるってことなんだと思います。でも、そんなことしなくていいように、ちゃんともっとやるべきじゃないかと言われれば、私は、現実的かどうか知りませんけど、それはエアコン、被災してないところに避難所を、同じ、家の近くから一回離れてもらって、電気が来ている、エアコンがあるところの体育館とか熊本市内の被災してないとことかであれば、そっちに移ってもらうとかっていうのを、電気が復旧するまでとか、エアコン、空調が戻るまでやってもらうということができたんだったら、それが一番よかったんじゃないかとは思いますけど、ちょっと我々はその当事者じゃないので、そういうこと自体がそもそも可能だったかどうか分かりませんから。

 だから、どっちかというと、そういうふうな、ないところでとか、電気も来てないところでエアコンの環境をつくるよりは、エアコンのあるところで避難してもらうとかっていうことを提案できたほうがよかったんじゃないかという気はしますけどね。実際そんなことはできなかったんだという話があるからやられてないんだと思いますけど。だから、被災がシビアなところというと、能登のときは二次避難みたいなやり方だったと思いますけど。ちょっとどういうふうにやられたのかとかっていう情報はよく分からないので、そもそもそういうことが可能だったのかということが分からないので、全体としての事後検証がされないと、何が、こういうふうにできたらよかったとか、オペレーションの問題なのか、事前の設備の整備の問題なのかということも含めて、何か今の段階では、この本年の熊本地震も踏まえて、こうすべき、ああすべきというところについて、まだ十分な情報がないというところですけども、なので、いろんな選択肢で考えなきゃいけないんだというふうに思います。今、この段階で熊本地震を踏まえてこうしましょうという結論が出せる人はあまりいないんじゃないですかね、まだ。

 あと、もう一つ言うと、小・中学校の、高校もそうですけど、体育館に空調を整備するということができれば、恐らく災害時だけ使うということにならないので、夏、冬、当然エアコンを使えるように、生徒さんたちにしなきゃいけない。じゃあ、そういう電気代を払う財政措置がされているのかと。避難所のときだけの話をされたって、実際そういう設備を使えば、当然ふだん使いをさせてほしいというふうになるし、そういう電気代が負担できるような、そういう財政措置を学校ではなされてないというところから見直さないと、学校で体育館をというか、空調設置を進めるといったところで、維持管理経費が負担できないと。実際補助する側は避難所のために整備しているといって、避難所のときだけ使えばいいと言うかもしれませんけども、そうはいかないわけですよ。そうはいきませんよね。当然、全額国費でやってるんだったらともかく、地元負担も入れてやってる。せっかくつけたんだったら、真夏に部活動とか体育の授業のときに使わせてくれと言われたら、使ってもらわなきゃいけないでしょうね。そういうお金を負担できるかどうか不安があるから進まないってことだって考えられますよ。そういういろんな、やったほうがいいに決まってるんだけどなかなか進まないってことというのは、やっぱり進まない理由はあるので、そういう理由を全部解きほぐしていかないと物事は進まないと思いますよ。

 だから、今のやり方というのは、多分避難所としての話だけやってるから、避難所として使うか使わないか分からないときのためだけに、それだけのお金をかけてとか、プラスアルファでお金が、避難所以外の場面でのお金がかかってくるということの手当てをしてくれてないから手が出せないと。何で東京都だけ高いのかっていったら、お金があるところだけできてるというのは、そういうことなんじゃないんですか。たしか島根県の数字、私見てないけども、設置率高いのは東京都とかでしょ、小・中学校の、文科省の数字見ても。そういうお金を負担できるところが整備できるっていうことになるんじゃないんですか。

 どなたの質問でしたっけ。何かそんな感じです。

 なので、いろんな、私は災害対応の基本は、よそで起きてることが自分のところで起きることを想定して対応しなきゃいけないというふうに思ってるんですけど、申し訳ないけども、避難所をどうするかって話は、基本的に市町村がやられる話なので、県で指図する話じゃないんです。指図する権限がない。働きかけをすることはできますけど。だから、市町村がやれる環境を、そういうことに取り組める環境をつくるっていう観点で取り組まないといけない。やったほうがいいに決まってることがなぜできてないのか、なぜ、やったほうがいいんだけど、なかなか手が出ないとなるのかということの理由が幾つかあって進んでないと思うんで、そういうところの全体の改善とセットで取り組んでいかないといけない事柄じゃないかというふうに思ってます。

 

○NHK:すみません、今のところで1点だけ。

 そうした中だと、やっぱり国も巻き込んで、国が主体としてそういう避難体制の構築というか、要はそういう整備についてもお金もかかるというところではあると思うんで、やっぱり国が主導して取り組んでいくべきっていう、そういったお考えなんですかね。ごめんなさい、そこだけ。

 

○丸山知事:それは当たり前だと思いますよ。政府がやる気なかったら、とてもお金のない市町村が取り組めるわけがないでしょう、ちゃんとした手当てをしないと。

 いや、本当にね、エアコンを設置するっていう、室外機と室内機をつけるっていうふうに誤解されてるというところから改めなきゃいけませんけど、結構、いや、本当に古い小学校の体育館を全体としてエアコンを効かせるって、どういう工事が要るかっていうことを考えてもらうと、電気屋さんからエアコンを買ってきて電気工事すれば出来上がりっていう話じゃないですからね。維持管理経費というのは災害時だけの話にならないということも含めて、学校でふだん使いができるようなことも含めて、やっぱり要るということは、地方交付税措置が要るっていうことですよ。電気代なんか、個別の国庫補助金なんかやってるわけないわけだから、そういうことをやるんだったら、学校にかけれる一般財源をちゃんと地方交付税を増額して明確に増やすとかっていうのをしないとできないですよ。ということ。だから同じ、そういう認識ですよね。

 

○NHK:分かりました。ありがとうございます。

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