8月19日質問項目4

4.指定避難所の冷房設備

○NHK:NHKの内野です。

 今の熊本地震のことに関連して、何点か質問させていただきます。

 1点目なんですけれども、熊本地震で、先ほどおっしゃられたように、暑さへの対策というのが課題になっています。そうした中で、島根県内の指定避難所で、いわゆる冷房の設置ですね、これのそうした状況について教えていただいてもよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:内閣府に確認してもらえば分かるんですけど、全国の一斉調査を令和6年の11月時点でやられてまして、そのときの調査を内閣府でやられてまして、指定避難所で常設のエアコン、スポットクーラー、扇風機など、何らかの冷房機器を確保されているところがどれぐらいありますかという調査がありまして、その数字は、パーセンテージでいえば82.1%というのが島根県の数字です。全国平均の数字が74.3%という状況であります。ただ、先ほど個別に申し上げましたとおり、この調査で設定されてる冷房機器の中には扇風機も入ってますから、エアコンに限ってないということでありますから、この数字をどう捉えるかというのは、ちょっと真夏に対応できるところが82.1%あるわけじゃないというふうな数字だと思います。

 

○NHK:それで、文科省のほうが先月、今年の5月時点に指定避難所に指定されてる小・中学校だったりの、いわゆる冷房の設置状況について全国調査を行ってまして、それでいうと、島根県の数字が13.3%というところで、全国平均を大きく下回っているというのがありました。先ほどのお話の中でも、内閣府の調査の中でも、真夏に対応できる数字かどうかというところのお話がありましたが、このような数字の受け止めであったり、熊本地震を受けて、今後の冷房の設置への対策といいますか、そういったところをちょっとお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:いや、だから、13.3%にとどまっている理由がはっきりしないと、対策の打ちようがないですよね。なぜ市町村がやってないのかと。それは理由があるんでしょう。

 

○NHK:市町村に対して何か県から呼びかけたり、支援をしたりとか、そういったことはございますか。

 

○丸山知事:要するに市町村がなぜできないのかということを、まず取材されたらどうですかと言ってるんです、私に聞くより前に。13.3%と分かってるでしょう。全国平均より低いって分かってるじゃないですか。そしたら聞くべき相手は市町村じゃないんですか、まずは。市町村の持ち物の話でしょ。それは、やったほうがいいはずのことが、なぜできてないのかというのは、やったほうがいいんだけども、なかなか実現できないという理由がある。それを、あなた方は、皆さんはエアコンを設置すればいいって言われますけど、エアコンって言ってるけど、この空間だって室外機、家の室外機と室内機のエアコンみたいなエアコンじゃあ、この空間、冷房ができないんですよ。ダクトを回して空気をきちんと回さないと、家庭用の8畳とか12畳とかの空調じゃないので。

 あと、文部科学省が調べられてますけど、文部科学省も何か、空調の設置補助は設けてあるようですよ。でも、その条件は、断熱がされていることが条件なんです。建物の断熱がされていたら補助をしますと。分かりますか。つまり、エアコンでどんなに、空調でどんなに冷やしたとしても、断熱ができてないと、その効果が減殺されるから、そういう効果が低いところには補助しませんってなってます。ということは、要するに、確かに今の立派な体育館は知りませんけど、昔ながらの体育館だと、体育館って、サッシとかじゃないですからね、ドア、ガラス戸を開けて風を通してみたいな体育館って、ガラス戸部分に断熱性なんかあるわけないですわね。だから、暖めても冷やしても、外気ですぐに押し返されてしまうという構造のものに空調を入れていくというのは、室外機をたくさんつければできるというわけじゃないっていう話も私はあると思う。だから、よくメディアの皆さんはエアコンって書かれるから、家庭のエアコンをみんなイメージするけど、家庭のエアコンとか、業務用のエアコンでもいいけど、大きな送風の室内機と大きな室外機があると、大きな空間が冷やされるかというと、そんな簡単でもないわけですよ。エアコンの設置だからエアコン設置でいいじゃないかって言われるけど、多分構造的に、上にダクトを回すとかということを一緒に工事しないと、全体を暖めたり冷やしたりできないと思いますよね。しかも、空間が高ければ高いほど、高いところに暖かい空気が行って、低いところに冷たい空気が行って、回さないと全体の温度が循環しませんからね、ちょっと分かりませんけど。

 あと、もう一つは、避難所になったときのためにというのは、万が一の備えでもありますけど、可能性が高いわけじゃないですよね、真夏、真冬に災害が必ず起きるわけじゃないので。そうすると、分かりませんけど、そういう低リスクのところにどこまでお金をかけていいかということを考えてるのかもしれない。でも、それは市町村がどういうふうに考えているかですよ。なぜ進まないのかというときに、その進まない原因を分析しないと物事は進まないと思いますから、それはそういう、なぜ進まないのかというのは、もうちょっと深掘りしないと答えは出てこないんじゃないかと私は思います。

 

○NHK:分かりました。

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